このSPAID導入第1弾のセンターであるRDC新潟では、バラピッキング作業において従来と同じ作業人員数で2倍の処理を実現するとともに、自動化・ロボット化の推進により危険作業や人への負担が多い作業の軽減などを実現した。今回のRDC埼玉ではRDC新潟で蓄積したノウハウを元にさらに進化。特に物流全体の作業全体の7割を占めるバラピッキング作業では人の代わりに商品が動き、さらに人とロボットがピッキングすることで人時生産性を2.5倍まで高めた。その結果、全体でも人時生産性は2.3倍まで高まった。

またスタートアップ企業3社と組み、それぞれの企業の最先端技術を取り入れて人時生産性を飛躍的にあげた。RightHand Robotics社のAIピースピッキングロボット10台、MUJIN社のAIケースローディングロボット7台、Kyoto Robotics社のAIケースピッキングロボットを採用。これらの自動化・ロボット化により投資金額は230億円まで膨らんだが、人事生産性を高めたことにより約3年で投資回収できるとしている。

RightHand Robotics社のAIピースピッキングロボット

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

MUJIN社のAIケースローディングロボット

 

 

 

 

 

 

Kyoto Robotics社のAIケースピッキングロボット