高島屋は、いつの時代も女性の「美しくありたい」という想いに応えながら、さらに未来へと歩みを進める資生堂の「美」を追求する姿勢に共感し、両社による初の展覧会「美と、美と、美。―資生堂のスタイル―」展を、日本橋を皮切りに、大阪、名古屋、京都、横浜の5店舗で開催。商業アートとしても評価の高い歴代ポスターをはじめ、多くのロングセラー商品など約500点を展示し、資生堂の多様な「美」の世界が楽しめる展覧会となっている。
高島屋では、9月18~29日まで開催する日本橋高島屋S.C.においてオープン当日にメディア向け内覧会を実施した。
赤で装飾されたエントランスをくぐると、1897年に資生堂初の化粧品として発売され、赤い水として親しまれた「オイデルミン」の歴代商品が並ぶエリアだ。「オイデルミン」の赤で統一された空間で、ボトルデザインの変遷をじっくりと楽しむことができる。
続く、1937年に創刊した資生堂の情報誌「花椿」を約200冊展示するエリアは圧巻。化粧品に限らず、ファッションやカルチャーなど幅広い情報を発信してきた「花椿」の表紙を見ていくだけでも、資生堂の文化、アート面での貢献の一端をうかがい知ることができる。
そのほか、時代を代表する女優を起用した広告ポスターや、ロングセラー商品を中心に、資生堂を代表する美しい商品を展示したエリア、資生堂の歴史を、時代のメイクの変遷とともに紹介するエリアなど、同社の歴史を感じることができる展覧会となっている。また会場では、IoTパーソナライズ・スキンケアブランド「Optune(オプチューン)」が試せるエリアも設置。アートと先進科学の融合の一端を知ることもできる。
内覧会では、1970年代後半に流行した山口小夜子風メイクなど、1920年代から主な時代のメイクを施したモデルが登場。歴代のロングセラー商品が並ぶ展示スペースを、さながらファッションショーのように縦横にウォーキングし、内覧会を盛り上げた。
なお、日本橋高島屋S.C.以外の店舗での開催は、大阪会場が2020年3月25日~4月6日、名古屋会場20年4月15~27日、京都会場20年7月22日~8月10日、横浜会場20年9月2日~21日の予定だ。