毛沢東は、1938年日中戦争のさなか、日本軍との戦い方を説いた講演録をまとめた「持久戦論」を発表した。80年を経た今、習近平政権は、「持久戦論」を実践している。ただし相手は、言うまでもなくアメリカである。

「持久戦論」は、戦争が始まった当初は、日本は軍事的に中国に勝るが、中国は国土が広く、資源が豊富で、人口も多い、という点を生かして長期戦に持ち込めば逆転勝利も可能としている。そのためには3段階あり、第1段階は、日本の侵攻、中国はひたすら防御。第2段階は対峙。日本軍の弱点を突き、中国は一部の地域で反撃し、攻撃されても負けない態勢を作る。そして国際情勢および相手の国内の空気の変化を見極めて、第3段階、中国の反攻、日本の退却の局面に持ち込む。

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