ハリウッド化粧品は、2020年夏公開予定の映画『もったいないキッチン』に協賛することを6月4日に公表した。同社は映画を通して、多くの人がフードロスの問題に取り組んでいくことを願い、協賛に至った。

世界で生産される食料の3分の1は食べられることなく廃棄されている。その重さは13億トン。「捨てられてしまう食材を救い出し、おいしい料理に変身させよう!」と考えた食材救出人で監督のダーヴィド・グロス氏が廃油で走るキッチンカーでヨーロッパを巡るロードムービー映画『0円キッチン』は、17年1月に劇場公開され、日本でも市民上映会が開催されるなど、大きな反響を得た。

ダーヴィド監督が次の舞台に選んだのは「もったいない精神」発祥の地、日本。ダーヴィド監督は大量の食べ物がゴミとして捨てられる現状を嘆く代わりに、彼は『もったいないキッチン』の制作をスタートさせた。日本中を巡り、廃棄食料の中から食材を厳選し、独創的なオリジナルレシピを開発しながら、美味しい料理を出会った人々に振る舞っていく旅が進行中だ。映画制作のアンバサダーには、料理人の松嶋啓介氏も参加し、ダーヴィド監督の挑戦に賛同している。