「以前、伊勢丹で売られていたブランドは総じてよく売れていて、想像以上に数字は作れています」。トモズの藤田智美商品部シニアマネージャー兼ビューティケアマーチャンダイザーは、4月13日、松戸に進出したインクローバーが旧伊勢丹の受け皿として機能していることの手応えを口にした。

同店は、旧伊勢丹松戸店跡に開業した商業施設「キテミテマツド」1階にオープンしたトモズが展開するセミセルフ型ショップで、ラゾーナ川崎店(神奈川県)、コクーンシティ店(さいたま市)に次いで3店舗目となる。「松戸の人が満足する品揃えにしたかった」(藤田マネージャー)ということから、伊勢丹が閉店した直後から1年間かけて、伊勢丹に入っていたブランド全てに対してインクローバーへの出店交渉を行ってきた。結果、6割のブランドの了解を獲得。ディオール、RMK、エスティ ローダー、クリニーク、ゲランなど以前あったブランドはいずれも好調で、特にゲランのように高価格帯が売れていることに驚きを隠さない。「やはり伊勢丹にあったブランドは重要だと再認識しました。出店できなかったブランドに関しては、これからも根気よく交渉を続けていきます」(藤田マネージャー)。

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