マンダムとパナソニックは、マンダムが発売する制汗デオドラント剤ロールオンの容器開発を共同で行ったことを2月15日に発表した。今回開発したロールオン容器を用いたマンダムの製品は、従来品と比較して親指への負担が軽減していることで、より使いやすくなっている。

人がロールオンを実際に使用するシーンや使用行動、また使用時の意識などにおけるマンダムの知見と、人間工学、感性工学などにおけるパナソニックの知見を融合させることで、特に腋窩への使用において塗布時に手への負担が少なくて塗布しやすく、かつ携帯性に優れたロールオン容器を開発した。なお、マンダムとパナソニックの両社において、人間工学に基づいた化粧品容器を開発するのは初めてとなる。

マンダムが10~50 代男性1384 人に実施した調査では、約7 割の男性が「デオドラント剤を持ち歩くことがある」ということがわかった。

そうした中、しっかりとニオイを抑えることができ、持ち運びにも便利なロールオンタイプのデオドラント剤の人気が高まっており、服を着用したままの使用や、腋窩だけはなく腕や胸に塗布するなど使用部位の拡大も見られる。同社はこれまでも改良を重ねてきたが、近年の使用者・使用シーンの拡大に伴い、今回、さらに使いやすい製品の提供が必要であると考え、新容器の開発に至った。