ポーラ・オルビスホールディングスは、内閣府宇宙開発戦略推進事務局、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機講(JAXA)、国立研究開発法人新エ ネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)及び民間スポンサー企業が主催する新たな宇宙ビジネスアイデアコンテスト「S-Booster 2018」(エス・ブースター 2018)に協賛する。

S-Booster は、内閣府宇宙開発戦略推進事務局、JAXA、NEDO、民間スポンサー企業が実行委員会となって、宇宙という「素材」を活用したあらゆるビジネスアイデアを発掘するコンテスト。宇宙産業の裾野の拡大に向けて、宇宙にとどまらない産業領域や団体属性を超えたつながりを形成することを目指し、ベンチャー企業や個人、大学などから宇宙に関する技術やデータ、ノウハウなどを利用したビジネスアイデアの提案を広く求める。

事業化が見込まれる有望なアイデアに対しては、表彰にとどまらず、内閣府、JAXA、NEDOおよび民間スポンサー企業が専門家を交えたディスカッションや、さまざまなサポートを通じて支援を行い、さらなる技術開発 や事業化につなげていくことを目標としている。初年度の17 年は、300件を超える応募が寄せられた。

宇宙開発ビジネスの発展は、さまざまな分野の技術開発の加速につながることから、既存の産業を活性化させる効果も期待される。ポーラ・オルビスホールディングスは、化粧品の既存の枠を超えた新価値 創出を狙うマルチプルインテリジェンスリサーチセンターを擁し、マーケットリサーチやイノベーション案件の探索を行っている。そこで、未来に向けた宇宙開発の推進をサポートするとともに、自社グループが目指す将来像に有用なヒントを得ることを期待し、コンテストの実行委員会に参加することにした。

「S-Matching」(エス・マッチング)は、新たな宇宙ビジネスア イデアを有する個人・ベンチャー企業等と投資家・事業会社 とのマッチングを円滑化する場で、経済産業省及び内閣府により18 年 2 月に創設。ポーラ・オルビスホールディングスは、S-Matchingの「投資家等グループ」にも発足初期メンバーの一員として入会している。

今後 5 月に専用サイトが立ち上がり、実際のマッチングがスタートする予定。宇宙ビジネスアイデアの募集は、 S-Booster などとも連携して行われる。