資生堂は2018年1月、生活に関わる様々な商品・サービスなどを、女子高校生とさまざまな業種・企業が共に創り、発信するオープンイノベーション型プロジェクト「POSME(ポスメ)」を開始する。

「POSME」は資生堂の社内組織「イノベーションデザインLab.」が手がけた第1号案件。「イノベーションデザインLab.」は、資生堂が中長期戦略「VISION 2020」で目指す、イノベーションを生み続ける会社になるための取り組みの一つとして、17年1月に設立した。

日本では、ミレニアル世代以降、女子高校生は新たなカルチャーの発信源として注目されてきた。同プロジェクトでは、可能性の原石ともいえる女子高校生を公募で集め、「POSME & Co.(ポスメ アンド コー)」というチームを結成。女子高校生とさまざまな業種・企業がパートナーとなり、ライセンスビジネスとして化粧品の枠に捉われずに商品・サービスの開発に取り組む。

「POSME & Co.」のメンバーが自ら考えたアイデアをパートナー企業が品質を担保しながら商品・サービスとして実現し、「POSME」ブランドのもとで展開。今後、女子高校生が日常的に愛用しているアイテムとして、スイーツ、文具やファッション小物などの商品展開を予定している。

第1弾商品は、目もとや頬などに使えるマルチユースのカラーアイテム「Play Color Chip (プレイカラーチップ)」(雑貨)。友達同士で交換し合うことを前提に、持ち運びがしやすい形状にデザインしている。

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