再春館製薬所は、9月17〜30日までの2週間限定で、東京都渋谷区の人気銭湯、改良湯にてコラボレーションイベント「ドモホルンリンクルの湯」を開催。ドモホルンリンクルにとって温浴施設とのコラボレーションは初の試みとなる。開催に先立ち実施されたメディア向け内覧会では、企画の背景やSNS施策の反響、体験コンテンツの詳細が語られた。

コラボ実施の背景には、ブランドの認知度と製品体験とのギャップがある。「ドモホルンリンクル」は高いブランド知名度を誇る一方で、SNSで日常的に情報収集を行う30〜40代に対し、直接製品に触れてもらう機会の創出が課題となっていた。そこで同社は、確実にスキンケアを行う場であり、心身を整える空間である温浴施設に着目。これまでアプローチできていなかったこの領域で、ブランドの根底にある「漢方発想のセルフケア」を気軽に体験してもらう場として、若者やサウナファンに人気の改良湯とのコラボレーションに至った。
9月3日から実施した「改良湯サウナ券」が当たる事前SNSキャンペーンでは、渋谷というエリアが限定された施策でありながら数千人単位の応募が殺到。SNS上での話題化からリアルな場への導線づくりにおいて、同社の想定を上回る大きな反響を得ている。
期間中、館内では「温浴×スキンケア」の巡りアプローチを提供する。浴室のコラボ風呂には、6種の生薬を揉み出して使う100%刻み生薬の入浴剤「養生薬湯」の湯を張り、豊かな香りと温浴効果を体験してもらう。洗い場には「化粧落としジェル」と「洗顔石鹸」の本品サイズを設置し、お湯でじんわり毛穴が開いた状態で〝落とすケア〟を体験できる。さらに湯上がりには、温浴によって〝受け取り力〟が最大化した肌へ届ける「基本4点」のサンプルセットを進呈。館内での体験を通じて「肌本来の力を引き出す」ブランドの世界観をトータルで実感してもらう仕掛けだ。近年ではパートナーの勧めなどをきっかけに男性の愛用者も増えていることから、性別を問わない新たな体験型の接点としても機能させた。
デジタルでの話題化とオフラインでの体験価値を掛け合わせ、漢方発想の理念を身近に楽しみながら、新たなファンとの絆づくりにつなげた。★
月刊『国際商業』2026年11月号掲載



























