韓国の化粧品ODM大手コスマックスは、浦項加速器研究所(PAL)と先端研究インフラを活用した化粧品開発で連携を強化した。PALの放射光加速器は、非常に強い光を使ってナノレベルの物質構造を原子単位で解析できる。コスマックスはこれまで同施設を活用し、リポソームや脂質ナノ粒子、液晶エマルションなどスキンケアに用いる皮膚伝達体を研究してきた。今後は研究対象をサンスクリーン、メイクアップ、毛髪製品などへ拡大。皮膚伝達体のナノ構造に加え、サンスクリーンやメイクアップ塗布後の皮膚・化粧膜の構造変化、毛髪、化粧品素材などを解析する。ODM企業が大型先端研究施設を活用し、処方開発を基礎解析から高度化する取り組みとなる。★

左:イ・ギョンスCOSMAXグループ会長、右:キム・ジェヨン 浦項加速器研究所所長

月刊『国際商業』2026年11月号掲載