東色ピグメントは、栃木県矢板市に新生産施設「矢板新工場」を開設する。既存の矢板工場に隣接し、敷地面積は2万450平方メートル、延床面積は8480平方メートルとなり、同社最大規模の生産施設となる。投資額は約30億円で、2022年1月から着工し、同年11月の稼働を目指す。スキンケア、メイクアップ、ヘア関連製品を中心に生産する新工場は2階層から成り、1階が製造エリア、2階は間接エリアとなる。製造エリアは、一般環境ゾーン、一般作業ゾーン、クリーンゾーンの三つのゾーンから成り、バルク製造、充塡作業はクリーンゾーンで行うことになる。同施設が本格稼働することでバルク生産量、充塡量とも従来と比較し最大4倍まで拡大することが可能になる。

新工場のコンセプトは、“Clean” “Creative” “Continuous” “Competitive”の頭文字から成る「4C」に設定。機動性が高くフレキシブルに対応し、顧客にインパクトがありリーズナブルな製品を提供するこれまでの東色の生産の在り方に加え、次世代を見据えた環境対応も強化する。そのベースとなるのが21年に新たに打ち出した「東色ケアメイクアップ」。製品に関わるケアだけではなく、CO₂排出量削減、環境負荷低減、ワークライフバランスなど、環境、人、社会に対するケアを重視。製品を軸に人、社会、時間、価値、情報、持続可能性をつなぎ、新領域ケアに発展させるという「東色ケアメイクアップ」を具現化する生産施設となる。

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