皮膚科専門医の髙田美子氏が手掛けるスキンケアブランド「FURALU(フラル)」(全3品・2800円~1万2500円)が本格始動した。同ブランドは2023年にデビューしていたが、生産供給体制の整備が進んだことから、今年5月から本腰を入れる。クリニックで培った知見を生かし、院内製剤レベルの鮮度と成分設計を一般消費者向け商品として提供する。

「レアセラム」(30㌘×2本・1万2500円)
フラルは髙田氏が「治療の中で安心して使える化粧品がなかった」ことから敏感肌にも対応するスキンケアを扱う。特徴は、成分の鮮度を重視した設計にある。ブランドの主力商品である「レアセラム」(30㌘×2本・1万2500円)は、ピュアビタミンCやAPPS(ビタミンC誘導体)に着目。APPSは高価で安定性の確保が難しく、従来は院内製剤での活用が中心だった。髙田氏は、院内製剤のAPPS美容液と一般流通品の違いを研究。市販品は製造から消費者の手元に届くまでに時間がかかるため、光や空気の影響で成分の劣化が進む可能性があることが分かった。

左から、「クレンジング022」(100㍉㍑・2800円)、「レアセラム35」(30㌘×2本・1万2500円)、「メディオイル016」(25㍉㍑・5800円)
こうした課題に対応するため、自社工場を秋田に設立。少量生産体制を構築し、製造から出荷までを当日から3日以内で行う。問屋を介さず直接配送することで鮮度維持を図る。そのほか容器はポストインできるサイズにこだわり、紫外線吸収剤を配合した専用ボトルやオリジナル容器を採用した。レアセラムは常温で2カ月保存でき、開封後は2週間以内の使用を推奨する。現在のラインアップはクレンジング(100㍉㍑・2800円)、セラム、オイル(25㍉㍑・5800円)の3品でシンプルケアを推奨する。
今後はクリニック事業とブランド事業を両輪で展開しながら、シンプルケアを軸に頭皮ケアや肌のプラスアイテムなどの提案も進めていく。
髙田氏は、秋田と東京・浜松町、大阪・梅田でクリニックを運営するほか、製品開発や研究、メーカーの治験にも携わる。現在は診療を一部に限定する一方、YouTubeでの情報発信や製品開発に注力している。





















