ライオンは4月1日、グループ合同の入社式を東京・蔵前の本社で開催し、新入社員107人(単体93人、関連会社14人)を迎えた。事業ポートフォリオの転換と成長領域への人材シフトを背景に体制強化を進めており、採用数は前年より15人増えた。

新入社員の前で挨拶する竹森征之代表取締役兼社長執行役員
入社式で竹森征之代表取締役兼社長執行役員は、激変する社会環境に触れつつも「当社の本質は揺るがない」と強調。その中で、「商品を売る企業ではなく、生活習慣をつくる企業」であると改めて明言した。歯みがきや手洗いといった日常行動を通じて、人々の生活の質を底上げすることが、パーパスである「より良い習慣づくりで、人々の毎日に貢献する」を実現し、競争優位の源泉であると語った。
また、新入社員には三つの行動指針を示した。「第一に、常に当事者意識であること(自らの判断と行動が価値創出に直結するという自覚を持つこと)。第二に、大いに挑戦し、堂々と失敗する(新たな生活習慣の創出は試行錯誤の先にしか生まれない)。第三に、壁を超えること(部門や役割を越えた連携なくして、生活者の行動変容は起こせない)」が重要であると強調した。
- 新入社員による天然ミントの記念植栽セレモニー
- 現役社員によるウェルカムセレモニー
新入社員代表は、「世界の生活者に新しい習慣を届けたい」と意欲を示した。その後、商品の背後にある思想や価値の理解促進のため、ミントの植栽や歯みがき指導を実施。さらに現役社員からのウェルカムセレモニーといった体験型プログラムも組み込まれた。新入社員は約2カ月の集合研修を経て、6月以降に各部門へ配属される予定だ。
新入社員の特徴と選考基準
山本史織人事部長は、今回の新入社員について「グローバル志向の高まり、生活習慣・日常行動への関心の高さ、パーパスへの深い共感」が特徴と説明した。選考では「自ら課題を見つけ行動できるリーダーシップがあるか、理念を自分の言葉で語れるか」を重視したという。
実際、同社はインドを含むアジアを中心に事業を拡大し、対象とする生活者は約40億人規模に及ぶ。「習慣提案型ビジネス」をグローバルに展開する構想は、新入社員の実装力に期待しながら現実化していく。






















