コルマーコリアは、イタリアの化粧品ODM企業インターコスの韓国子会社であるインターコスコリアが関与した、独自の日焼け止め技術の違法流出事件をめぐる長期にわたる法廷係争において、完全勝訴を収めた。最高裁による最終的な有罪判決を受け、裁判所は敗訴側に対し訴訟費用の全額負担を命じており、技術盗用がもたらす深刻な結果と、それに伴う法的責任の重さが改めて示された形だ。

コルマーコリアは、本件に関連して実際に発生した民事訴訟費用の全額に相当する計3120万ウォンを、インターコスコリアおよび同社元社員から回収した。

事件の発端は、コルマーコリアに約10年間勤務していた元社員(A)が2018年にインターコスコリアへ転職した際、独自の日焼け止め処方データや新製品開発情報を含む、極めて重要な複数の研究開発資料を不正に持ち出したことにある。その後の調査により、同時期にインターコスコリアへ入社した別の社員(B)も、営業秘密の漏洩に関与していたことが明らかになった。

2024年1月、韓国最高裁判所は両名の元社員に対し有罪判決を言い渡した。さらに同年10月には、水原地方法院(Suwon District Court)が、インターコスコリアによる不正競争防止および営業秘密保護法違反を認定し、500万ウォンの罰金を科している。

コルマーコリアの広報担当者は、「今回の判決は、技術盗用という行為に対して最後まで責任を追及するという当社の断固たる姿勢が認められたものです。今後も中核技術および研究開発資産を守るため、必要なあらゆる措置を講じていく所存です」とコメントした。

コルマーコリアは、日焼け止め分野において世界トップクラスの紫外線遮断技術の研究開発力を有する企業として広く知られている。2022年には専門研究組織「UV Tech Innovation Lab」を設立し、現在は紫外線防御技術に関する特許を100件以上保有する。さらに昨年には、紫外線散乱剤と紫外線吸収剤という2種類の紫外線フィルターを組み合わせたハイブリッド複合日焼け止めの安定化技術を世界で初めて開発した。また2013年には、韓国で初めて日焼け止め製品に対する米国FDAのOTC(一般用医薬品)認証を取得するなど、世界の日焼け止め市場をけん引してきた実績を持つ。