花王は2026年1月21日、皮膚科学に立脚したベースメイクブランド「SOFINA Primavista」の新製品発表会を開催し、26年3月7日に発売する化粧下地「角層保水プライマー」(1品目1品種・3520円)を発表した。生ツヤ肌が持続する新設計により、Primavistaが長年築いてきた「くずれに強い」というブランド価値を、角層科学の視点からアップデートする。

Primavistaは、〝一目惚れ〟を語源に持つブランド名が象徴する「第一印象の美」へのこだわりを軸に、化粧下地市場をけん引してきた。今回投入する「角層保水プライマー」は、その中核価値である「くずさない」を、単なる皮脂対策ではなく、肌表面の角層状態に着目した〝角層美容ベースメイク〟として再定義した点に特徴がある。

ブランド価値を一つに集積した新生SOFINAが動き出した

1982年の誕生以来、角層研究を中心とした皮膚科学研究を深化させてきた「SOFINA」は、2026年より、「SOFINA iP」「Primavista」「ALBLANC」などのブランド価値を一つに集積した新生SOFINAとして成長戦略を本格始動する。今回のPrimavistaの新提案は、SOFINAが蓄積してきた皮膚科学研究と、Primavistaが培ってきた印象美科学研究を融合させる象徴的な取り組みといえる。

花王の調査によれば、現在の生活者がベースメイクに最も求めているのは「くずれにくさ」であり、次いで「肌なじみ」「つけ心地」「肌負担の少なさ」といった使用感が重視されている。また22年以降は、スキンケア効果を備え、肌を美しく見せる仕上がりへの期待も高まっている。一方で、日中に乾燥を感じながらもテカリが気になるといった、相反する化粧くずれの悩みを抱える生活者が少なくないことも分かった。

そこでPrimavistaが着目したのが、わずか約0.02ミリの角層である。詳細な観察の結果、テカリは皮脂量だけでなく、角層表面の乱れが影響していることが明らかになった。今回開発した「角層保水プライマー」は、化粧くずれの一因となる肌表面の「乱れ角層」に密着して補整するメイクアップ効果と、角層内部を保水するスキンケア効果を両立。肌表面の状態そのものを整えることで、美しい仕上がりを持続させる〝角層美容ベースメイク〟を提案する。

そのために、「角層保水プライマー」は、世界初の成分アプローチを採用。花王独自の密着保水膜が「乱れ角層」に高密着し、きめの乱れやかさつき、毛穴による凹凸をなめらかにカバーする。さらに、密着保水膜の高い保水効果により、みずみずしくうるおった生ツヤ肌が長時間持続するのも特徴だ。

化粧下地を「くずれを防ぐアイテム」から、「角層から印象美を支える存在」へ。Primavistaは、角層美容ベースメイクという新たな切り口で、ベースメイク市場における独自ポジションの確立を加速させていく。

月刊『国際商業』2026年03月号掲載