厚生労働省がサプリメントを包括的に規制する方針を示し、業界に衝撃が走った。10月23日に開いた厚生科学審議会食品衛生監視部会では、食品衛生法の見直しが議題に上がった。関連して、サプリメントを定義して、製造規制の在り方などを検討することを明らかにしたからだ。今後、消費者庁と連携して、同庁の審議会などで検討し、議論を深めていく。サプリメント全体に規制がかかることになりそうで、関係する事業者はかなりの数になる見込みだ。
急浮上した話で規制の方針も不透明なため、「機能性表示食品の次はサプリメント全体への規制。紅麹問題から立ち直ってきたのに、また消費マインドに影響するのでは」(健康食品業界関係者)との懸念の声が聞かれている。一方で「この機会に定義と規制を明確化して、悪質な事業者を排除できれば、業界健全化につながるのではないか」(大手健康食品メーカー)との意見もある。規制を巡り業界が揺れ始めた。
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