東西の大型化粧品専門店が野心あふれる戦略に挑んでいる。粧苑すきや(宮城県仙台市)は2025年9月20日、仙台駅直結の商業施設にあるエスパル店に「DECORTÉ COLOR PORT」を導入。コスメデコルテの座席数は五つプラスの15席になり、大幅増収を狙う。一方、西日本のLOOK(広島県福山市)は9月18日、ゆめタウン福山にGMSと専門店を融合した売り場を構築。チャネルの壁を取り払った消費者起点の売り場で、年商4億円の大台を見据える。そして、リアル店舗とEC事業の両輪を回すやよい(兵庫県西宮市)は、25年9月期の売上高が23.5%増の22億1000万円になり、1年前倒しで中期計画を完遂。今期は満を持してリアル売り場と連動する直売ECを本格始動させる。
9月20日の午前10時、粧苑すきやのエスパル店にコスメデコルテのファンが殺到した。目当ては1階エスカレーター前の超一等地にできた「DECORTÉ COLOR PORT」。ファンデーションのカラーチャートを付けたオリジナル什器は、コスメデコルテのファンデーションには多様な色があることが一目で分かり、自分好みの色を短時間で選ぶことができる。接客時間の短縮という高トラフィックの駅ビル立地店の課題を軽減する仕掛けでもある。
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