仮説の起点は市場データではない

ロート製薬のスキンケア年間販売個数は約2億個。基礎化粧品(4カテゴリー)トップシェアの「肌ラボ」と化粧水トップシェアの「メラノCC」が2大看板ブランドで、いずれも消費者の声から潜在ニーズをくみ取り、常識を覆す研究開発で商品化した。同社プロダクト&ブランドマーケティング部の村本由理部長は、ロート流の商品開発について次の点を強調する。

「消費者に迫り、少しでも心の奥を見る。言葉にできない本当に欲しい機能をつかみ、サイエンスを駆使して形(商品)にする。製薬に原点を持つ私たちは、研究所や工場に投資を続けており、ファブレス企業とは強みが違います」

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