ニッコールグループの⽇本サーファクトタント⼯業は、この度、那須事業所にてヨーロッパ化粧品原料基準である「EFfCI GMP」認証を新たに取得したことを明らかにした。 宇都宮事業所ではこれに先駆けて、2013年4⽉に⽇本で初めて同認証を取得している。
日本サーファクタント工業では、品質マネジメントシステムの国際規格である「ISO9001:2015」を取得しており、今回、「EFfCI GMP」認証を那須事業所まで拡⼤したことで、製品の品質と安全性を管理する体制をさらに強化した。
今回の取得では、⼯場建物・設備の構造上での部分改善が求められ、前室および更⾐室の設置や防⿃対策、防⾍対策を実施。前室および更⾐室の設置においては、「⽩⾐エリア」と「作業服エリア」をセパレートするアイディアを持って、対処している。
また、EFfCI GMP に関する知識や現在の環境を維持するため、社員の教育にも注力し、企業⽂化として根付くよう推進していく。
⽇本サーファクタント⼯業は、これからも⾼い品質と、安全な化粧品原料を届けるために、品質管理システムのさらなる向上に取り組んでいく考えだ。
EFfCI GMPは、ベルギー・ブリュッセルに本部を置くEFfCI(European Federation for Cosmetic Ingredients/欧州化粧品原料連合会)が策定した化粧品原料に特化したGMP(Good Manufacturing Practice:原料の⼊庫から製造、出荷にいたる全ての過程において製品が「安全」に作られ「⼀定の品質」が保たれるように定められた規則とシステム)で、策定に際してはIPEC-POG(医薬品添加物国際協議会-医薬品品質グループ)による「医薬品添加剤に関するGMP指針」を基盤として参照し、ISO9001:2008の枠組みを採⽤しているが、ISOではカバーしきれない要件をGMP要求事項として含むなど、厳格な規範として知られている。