ユーグレナは、2025年1月8日開催の取締役会において希望退職者の募集を実施することを決議したことを明らかにした。対象となるのはユーグレナの全従業員(所定の要件を満たさない一部従業員を除く)で、募集人数は約50名。募集期間は25年2月3日~2月28日で、応募者は原則、25年3月31日をもって退職となる。対象者には、特別退職金の支給とともに、希望者に対して再就職支援会社を通じた再就職支援を行う。
ユーグレナは、24年2月14日に公表した「2023年12月期通期決算説明および今後の事業展望」において、中期経営方針として「原点回帰」「バイオマスの5F&両利きの経営」「黒字体質への転換」を掲げ、投資の選択と集中、並びに販管費の見直しや新規採用の抑制等による収益改善を推進するとともに、バイオ燃料事業等の新たな収益の柱の創出に取り組んできた。24年第3四半期(累計)で連結営業黒字を達成し、6期連続の連結営業赤字からの早期脱却に向けて着実に前進するとともに、マレーシアにおいて商業規模のバイオ燃料製造プラントを建設・運営する合弁会社に対する出資等が完了するなど、24年中に様々な取り組みが着実に進捗した。
しかし、中期経営方針の推進を一段と加速させ、同社の原点に立ち返って競争力や独自性を再構築し、研究開発力を生かしながら事業の深化と探索を進め、黒字体質を定着させるためには、組織と事業構造のさらなる抜本的な改革が必要と判断。そこで、不採算領域の撤退・縮小やコーポレート部門の圧縮を進め、ユーグレナの強みや独自性を活用できる領域にリソースを集中することで、人員構成の適正化と人員効率の向上を図るとともに、キューサイ等のグループ会社に依存しない収益成長を実現するため、希望退職者の募集を決断した。また、これを機に社外でキャリア形成することを希望する従業員に対し、その転身を支援するための再就職支援施策を実施する。
今回の希望退職者の募集により発生する特別退職金等の費用は約2億5000万円と見込んでおり、25年12月期第1四半期において特別損失として計上する予定。ただし、この金額は最終的な応募者の人数や構成によって変動するため、具体的な金額および業績に与える影響については、応募者が確定した後に改めて公表する。