資生堂―化粧品販売の接遇力を応用した研修ビジネスが本格始動

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高品質なサービスを提供する企業からの依頼が多い

資生堂の研修ビジネスが2024年4月に本格始動した。「Beauty & Self Produce Program（ビューティー＆セルフプロデュースプログラム、以下BSP）」は、サービス業をはじめとする企業の従業員、経営層、管理職を対象にビジネス上の自己演出方法を指導するもの。講師はPBP（パーソナルビューティーパートナー）の中でもトップレベルの知識と技術を持つ「資生堂ビューティースペシャリスト」が務める。資生堂が化粧品販売の中で培ってきたスキンケアやメイクアップの講座に加え、カラーサイエンスや表情研究知見などの科学の裏付けがあるコンテンツ、接客などを通じて得たおもてなしのノウハウなどを実技と講義を組み合わせて伝える。

資生堂オリジナルの研修プログラムは、24年4月に公式ホームページを立ち上げると、銀行業、アパレル業、保険業、ジュエリー業など、多様な業種から想定以上の申し込みが届いている。背景にはコロナ禍を機に生活者の購買行動の変化やニーズの多様化が加速していることがある。

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