簡便性とインセンティブで継続利用を促す

ブレインスリープは、脳と睡眠を科学するソリューションカンパニーだ。睡眠研究の第一人者でスタンフォード大学医学部精神科の西野精治教授が2019年に設立。日本人の睡眠課題を解決するために睡眠医学に基づいた確かな知見と先進のテクノロジーを掛け合わせた事業を展開している。具体的には枕やベッドなどオリジナル寝具を開発・販売するプロダクト事業と睡眠医学の知見を生かして健康経営、エビデンス取得、事業開発などを支援する企業コンサルティング事業が両輪。同社が目指すのは、睡眠の質を高めるために日本人の行動変容を起こすことだ。

「睡眠の重要性を認識してもらい行動変容を起こし睡眠の質を高める」と同社の松井大樹COOは言う。そのためのツールが22年から発売しているデバイス&アプリの睡眠計測「ブレインスリープコイン」だ。最大の特徴は高性能でしかも、抵抗感なく計測できる簡便性を実現し継続使用を促したこと。今までの睡眠分析デバイスは、時計や指輪など肌に触れることによる装着時の抵抗感、継続することへのモチベーションの低下などさまざまな問題があった。ブレインスリープコインは、パジャマに装着するコイン型のクリップタイプ。シリコン製であたりも柔らかく、睡眠中の体の動きからパーソナルな睡眠状態の測定を可能にした。

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