ハリウッド化粧品は、創立99周年を記念した限定口紅「99メモリーズ」(6600円)を発売する。
同品は、創業者の一人であるメイ・ウシヤマ氏が愛用した紅花色素を使用した口紅で、紅花色素100%使用の薄付きタイプと、紅花色素で調色したしっかり色ずくタイプの2色をそろえる。
またそのローンチを記念して 10月28日には六本木ヒルズローズガーデンにてガーデンパーティ「99MEMORIES LAUNCH PARTY」 を開催した。
パーティのドレスコードは「サムシングレッド」で、会場には赤のドレスやアイテムを身に纏った多くの関係者が集まった。また、99メモリーズのデザインを担当したアーティストの中村桃子氏がゲストとして登場。アートプロデューサー山下有佳子氏とともにトークセッションを行った。
パレットに採用された絵画は、1人の女性が鏡を見つめており、鏡像の女性がひっそりと涙を流している、というもの。山下氏は「女の子が何を考えているんだろう、この子はハッピーなのか悲しいのかわからない、だからこそその表情にくぎ付けになってしまう」と印象を語ると、中村氏は「私は無表情と言われてる女の子を描いていることが多いんです。無表情の人の表情は、何を考えてるんだろうとこちらが気になる色気も感じるし、日常的にも女性のそういう表情を目で追っている」と、表情に対するこだわりを説明した。
「涙は私の絵の中で唯一出てくる表情で、嬉しくて泣いているのか悲しくて泣いているのか、涙の理由は一つじゃないですし、今回の絵では鏡の中の女の子の涙が花の栄養になっているのも特徴です。この絵のタイトルは『necessary』、なくてはならないという意味なので、タイトルまで含めて今回のリップパレットにもぴったりだと感じています」(中村氏)