常盤薬品工業が展開するスキンケアブランド「なめらか本舗」は7月16日、 2024年秋新製品発表会を開き、8月6日発売の高保湿ミスト化粧水「サナ なめらか本舗 薬用リンクルミスト化粧水 ホワイト」(1320円)、9月3日発売の角質ケア美容液「サナ なめらか本舗 薬用リンクル美容液 ホワイト」(1540円)を紹介した。
「なめらか本舗」は自然のチカラでなめらかな素肌美へ導くスキンケアブランドで、2024年で20周年を迎えた。23年までにシリーズ累計販売個数2億個を突破し、豆乳成分配合のスキンケア市場で売り上げナンバーワンを誇る。
発表会で、常盤薬品工業マーケティング統括部商品企画グループの土本祐佳氏は新製品の開発背景について、「23年のしわ改善・シミ対策市場は20年比で10倍以上と大きく伸長しており、『なめらか本舗』のエイジングケアラインも売り上げを拡大しています。中でも好調なミスト化粧水は40代から50代の大人世代の購買が多くなっています」と説明した。
「サナ なめらか本舗 薬用リンクルミスト化粧水 ホワイト」は、大人世代の高保湿ミスト化粧水ニーズに着目。有効成分ナイアシンアミド、ピュアレチノールのほか、エイジングケアに適した大豆「たまほまれ」を使用した豆乳発酵液、セラミドを配合。毛穴よりも細かいマイクロミストが角層まで浸透し、うるおいのある肌に導く。また、逆さでの使用も可能なため、背中など全身にも使える。
一方、マスク生活の肌のごわつきで角質ケアニーズが高まったことをきっかけに、23年の角質ケア市場も20年比で191%伸長している。同社が調査したところ、角質ケアの不満点として摩擦、乾燥、刺激が挙がり、塗るだけのタイプが摩擦や刺激を感じにくく保湿感もあるため、ニーズが高いことが分かった。
「サナ なめらか本舗 薬用リンクル美容液 ホワイト」は、保湿力がありながら肌をやわらげる乳酸を配合した、塗るタイプの美容液となっている。こちらも有効成分ナイアシンアミド、ピュアレチノールのほか、エイジングケアに適した大豆「たまほまれ」使用の豆乳発酵液、セラミドを配合。角質ケアで肌をうるおいでほぐしながら、ハリや弾力感のある肌に導く。
トークセッションでは、美容ジャーナリストの天野佳代子氏が登壇。天野氏はエイジングケアについて、「肌質の透明感を維持できれば、老けて見えないことに気づきました。エイジングケアは保湿を重視し、角質ケアを行うことが大事」と指摘。新製品の高保湿ミスト化粧水については、「ミストが細かく浸透が良いので、全身に使っています。ミストでつけたあと、手のひらでつけて追いづけすると、美容液いらずです」と語った。
月刊『国際商業』2024年09月号掲載