日本色材工業研究所の2025年2月期第1四半期業績は、売上高が前年同期比34.1%増の49億3100万円、営業利益62.2%増の2億7600万円、経常利益64.3%増の2億6200万円、親会社株主に帰属する四半期純利益4.8%増の1億4600万円と大幅増収増益だった。売上高は、前連結会計年度からの新型コロナウイルス感染症の影響大幅軽減による化粧品需要の回復に向けた、大口受注を含む国内・海外向け受注の回復と、円安が進んだこともあり増収。利益面では、引き続きつくば工場第3期拡張等により諸費用が高止まりしているのに加え、原材料費や人件費、各種経費等がインフレによる上昇といった圧迫要因もあったが、受注増による生産設備の稼働向上と各種コスト圧縮努力によりこれをはねのけ、営業利益、経常利益とも大幅な増益となった。

地域別に見ると、日本は、前連結会計年度に新型コロナウイルス感染症の社会・経済への影響は大きく軽減、化粧品市場への影響は依然として残るものの需要は回復しつつあり、国内・海外化粧品メーカー各社からの受注が回復・増加している中で新製品の大口受注の影響もあり、売上高は49.5%増の37億3700万円となった。営業利益は、大口受注もあって生産設備の稼働は向上、各種コスト圧縮努力もあって、550.4%増の3億3100万円と大幅に伸長した。

フランスは、医薬品および化粧品の受注は前連結会計年度の回復ペースが鈍化してユーロ建ての売上高は減収だったが、円建ての売上高は0.1%増の12億1400万円とほぼ横ばい。営業利益は、人件費や諸物価の高騰もあり、5400万円の欠損となった。

25年2月期通期業績は売上高3億9000万円、営業利益1億500万円、経常利益は1億1000万円、親会社株主に帰属する当期純利益は5000万円、それぞれ増額し上方修正。売上高は前年比15.3%増の173億5400万円、営業利益61.0%増の7億1100万円、経常利益47.3%増の6億円、親会社株主に帰属する当期純利益1.9%増の4億500万円を見込む。