アイスタイルとトレンダーズは6月26日、アナリスト・機関投資家向け二社合同事業説明会をオンラインで開催した。

同説明会では、会社概要の説明ののち、業務提携の概要及び目的を説明。後半にはアイスタイル取締役副会長CFOの菅原敬氏をモデレーターに、同社上級執行役員CSO 濱田健作氏、トレンダーズの黒川涼子社長が提携背景や取り組みの進捗、今後の展望についてパネルディスカッションを行った。

事業提携では、得意分野や対象、提供価値などがそれぞれ異なるアイスタイルとトレンダーズの強みを生かし、美容業界における新たな顧客体験を創出することを目的としていると説明。

具体的には、①共同広告メニュー、店舗×SNS連携、購買データ×SNS分析などの新たなマーケティングソリューションの開発②海外ブランドの日本進出と日本ブランドの海外進出を支援するグローバルビジネスの進化③美容プラットフォームの拡大や化粧品以外を含む総合的な美容経済圏の確立といった美容経済圏の拡大、の三つを柱としている。

取り組みの進捗については、すでに共同営業で受注が始まっており現場の営業などが提携によるメリットや反響の声を感じている一方で、前提として、二社の事業にシナジーがあることは分かっているが、いまはそれぞれの理解を深めている状況でもあるとした。

今後の展望や可能性について、黒川社長は「お互いのシナジーをしっかり出すこともそうだが、その先に新しい美容マーケティングの指標づくりを実現したい。SNSは、投稿数やインプレッションと価値は必ずしも一致しないため、現状明確な指標がない状況。トレンダーズだけでなく、アットコスメと協働で美容業界としての指標をつくりたい。今後の10年の業界のソリューションにつながる新しいマーケティング手法を生み出したい」と語り、濱田氏は「業界の発展も両社で貢献したいと考えている。広い意味でリテールメディアの重要性が増している中、店舗とSNSの相性は重要。リアルとSNSでの熱量をそれぞれ掛け合わせて可視化し、価値化したい」とそれぞれ意気込みを語った。