アイスタイルは、6月8日、「@cosme ベストコスメアワード2023上半期新作ベストコスメ」、および「@cosmeベストコスメアワード2023 下半期トレンド予測」を発表した。
「上半期新作ベストコスメ」は、この半年間(昨年11月1日~本年4月30日)に発売された新商品を対象としており、「@cosmeベストコスメアワード」の上半期における新人賞だ。
今回、総合大賞に輝いた商品は、ディオール「ディオール アディクト リップ マキシマイザー」。以降、ヴィセ「ヴィセ エッセンス リッププランパー」、セザンヌ「パールグロウニュアンサー」、ディオール「カプチュール トータル ル セラム」、コスメデコルテ「サンシェルター マルチ プロテクション トーンアップCC」、ディオール「ディオールスキン フォーエヴァー スキン コレクト コンシーラー」、ルルルン「ルルルン ハイドラ V マスク」、マキアージュ「ドラマティックスキンセンサーベース NEO」、KANEBO「カネボウ ラディアント スキン リファイナー」、ナチュリエ「ハトムギ化粧水」の全10品が総合部門にランクインした。
6月8日に開催した発表会では、冒頭、遠藤宗代表取締役社長兼COOが挨拶。コロナへの感染対策が一定の収束を見せる中、「アットコスメトーキョーは過去最大の売り上げを記録。ベストコスメでも、アフターコロナを象徴するメイク品がランクインしました。化粧品需要は高まっていく中、いかにネットとリアルをつなげて生活者にいい体験をしてもらうか、体験を重視した買い方が大切」とこれからのアットコスメの在り方を語った。
同日発表の「下半期トレンド予測」では、「@cosmeトレンド予測部」が、「鼻意識向上」「#無加工主義」「スパウトパウチ」「スキンケア欲再燃」「イマーシブ消費」の五つをキーワードに、2023年の下半期のトレンドを解説。
特に注目すべきは「鼻意識向上」で、今後はこれまでマスクの下に隠れていた「鼻」への意識が高まり、注目のパーツになると予想。2年前からトレンドである人中短縮メイクの他、鼻の黒ずみや毛穴へのケア意識、「鼻根」というワードを含んだ口コミが増えていることに着目。23年春に発売したキャンメイクの「ノーズシャドウメーカー」やケイト「デザイニングアイブロウ3D(デュアルカラー)」などに加え、8月にはデパコスのKANEBOからも「シャドウオンフェース」が発売。シェーディングアイテムは価格帯、タイプなど多様に広がり、今後も理想の鼻メイクをかなえるアイテムへの需要が期待できる。また、ケアアイテムとして人気美容系クリエイター「やみちゃん」がプロデュースするYAMMY’S TOYの「毛穴モップ」を例に挙げ、技術の進化を強調した。
月刊『国際商業』2023年08月号掲載