化粧品・化粧用具の総合メーカータイキグループは、この3月、日本規格協会(JISC)の審議を経て、経済産業省が推し進める「新市場創造型標準化制度」を活用し、化粧用ブラシの特性や使用性を標準化する規格開発を行うことを発表した。

新市場創造型標準化制度とは、既存の業界団体では対応ができない、複数の関係団体にまたがる融合技術・サービスや特定企業が保有する最先端技術などに関する標準化を可能にするため、新規の原案作成委員会などの立ち上げを後押しする制度。この制度を活用してタイキグループが中心となり、化粧用ブラシの力学特性測定技術を用いて国家規格である日本産業規格(JIS)を開発することになる。いままで化粧用ブラシのJIS規格がなかったこと自体が意外だが、この狙いについてタイキの石島幹也執行役員コミュニケーション推進本部長は次のように説明する。

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