ヴィークレア「アンドハニー カラー」―カラーに特化した新提案でさらなるユーザー獲得を図る

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カラーキープ率130%の実現に成功した

ヘアケア市場をけん引してきたプレミアム系の伸びが限界に近付いている。2017年以降毎年二桁の勢いで成長し続け23年後半にマーケットシェアが55%を超えたあたりから停滞状態に突入。プレミアム系をけん引してきたヴィークレアの「＆honey（アンドハニー）」シリーズもインストアシェア約6%で高止まり。「プレミアム系は完全に定着しており、アンドハニーも成熟期を迎えている。以前のようにどんどんシェアが広がっていくという状況ではなくなってきているので、ここからさらに新しい価値を提供しなければならないと考えた」と岸野洋之社長は説明する。

そこで成長の壁を打ち破るため新しい価値提案として投入したのが24年4月24日から発売しているカラーケアに特化した新シリーズ「＆honey Color（アンドハニー カラー）」である。開発を後押ししたのが大手ドラッグストアの幹部のアドバイス。20代女性の約9割がヘアカラーをしているが、若い女性に向けたカラーケア商品は世の中に存在していない。「Z世代に強いアンドハニーから出せば新たなニーズを満たすような価値を提供できるのではないか」という一言が「アンドハニー カラー」開発のきっかけとなった。

カラーを全面に打ち出すためにグラデーションボトルを採用した

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