花王は、国際NGOであるCDPが実施する「サプライヤーエンゲージメント評価」で、サプライチェーンを含む製品全体を通じて気候変動対策を考え、温室効果ガス排出量の削減活動を行っていることが高く評価され、「サプライヤー・エンゲージメント・リーダー」に7年連続で選定された。

「サプライヤーエンゲージメント評価」は、企業が気候変動課題に対してどのように効果的にサプライヤーと協働しているかを評価するものだ。CDPによる「気候変動」に関する調査内の、ガバナンス・目標・スコープ3排出量・バリューチェーンエンゲージメントのカテゴリーにおけるいくつかの質問の中から、サプライヤー・エンゲージメントの取り組みが評価される。

花王は、サプライヤーに対する働きかけについて高い評価を得た企業として「サプライヤー・エンゲージメント・リーダー」に選定された。

花王グループは、2019年4月にESG戦略「Kirei Lifestyle Plan」(キレイライフスタイルプラン)を策定。また21年からは、「未来のいのちを守る~Sustainability as the only path」をビジョンに掲げた中期経営計画を推進している。

今後も、ビジネスパートナーであるサプライヤーと、気候変動、森林、水に関するリスクと機会について理解を深め、製品ライフサイクルにおけるCO2排出量を削減するなど、経営にESGの視点を導入し、事業の発展と、生活者や社会へのよりよい製品・サービスの提供をめざし、パーパスである「豊かな共生世界の実現」に向けて取り組んでいく考えだ。