研究開発の原点は「香りが出るテレビ」
動画を再生すると、ふわっと香る。アロマジョインは、香りの制御システムを開発する企業で、2023年10月に開催されたデジタルイノベーションの展示会「CEATEC 2023」（幕張メッセ）に出展。動画に合わせて香りが発生するデジタルデバイス「アロマシューター」を披露した。約1分の動画を見ている間に、「外国人女性×フローラルの香り」「ピカチュウ×レモンの香り」「緑豊かな森林×ナチュラルシトラスの香り」など6種類の香りが楽しめる。一つ一つの香りは空間に残らず、瞬時に次の香りに切り替わる。香りを制御する技術は体験者に新鮮な驚きを与えた。
「アロマシューター」の特徴は、ピンポイントで香りを噴射できる、香りが空間に残らず瞬間的に切り替わる、調香できることの三つである。六つの「アロマカートリッジ」を組み込んで使用し、カートリッジは入れ替え可能。ジャスミンやヒノキ、シナモンなど約100種類を用意している。ブレンドして濃度も調整できるため、香りのバリエーションは膨大だ。
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