ワークマンは8月30日、秋冬新商品発表会において、機能性インナー市場への本格参入とその第1弾となる保湿肌着の「リッチモイストヴェール」を初披露した。

 

発表会では、ユーチューバーで社外取締役の濱屋理沙さんが商品を紹介した。リッチモイストヴェールは、ファンケルの美容保湿成分「セラミドヴェール」を配合した糸を使用。一般的に冬に人気の高い吸湿発熱繊維を使用した機能性下着は、汗などの肌のわずかな水分を吸収して発熱エネルギーに変えるため、もともと乾燥肌のユーザーにとってはさらに乾燥が進み、かゆみの一因となっていた。

セラミドヴェールはファンケルの化粧品に配合されている独自成分。保湿化粧品にも使用している「セラミド」や「コポリマー」を組み合わせて微細なカプセルにした高保湿化粧品成分だ。これを配合することで肌の潤いを守り、乾燥を防ぐ。50回洗濯しても効果が持続することを確認済みだ。

2020年にはファンケルも自社商品として、同成分をコーティングし、”着用するだけで肌の保湿が持続できる肌着やマスク”「着るモイスチャライザー」を発売している。

  

今期はキャミソール(税込み980円)やタンクトップ(同)、8分袖クルーネックT(1500円)、10分丈レギンス(1900円)などを投入し、計20万点の販売を計画している。来春には第2弾となる旭化成とのコラボ商品も投入する予定で、5年後には機能性インナー市場の5%、ワークマンの売り上げの20%となる500億円を目指す考えだ。