カラーズは、7月20日、「REBORN(リボーン)」をテーマに、アルジェラン、ザパブリックオーガニックのオンライン発表会を開催した。橋本宗樹社長は同会で「2月18日で創立20周年を迎えたカラーズですが、この20年間を振り返り、与えて頂くばかりだったと反省しました。次の20年では、与えられるだけの会社を卒業し、お世話になっている皆さまはもちろん、カラーズのスタッフ、人、社会、地球、たくさんの恩返しをする会社に進化し、生まれ変わる」と宣言。そこで、東京を拠点とする同社が、さまざまな社会問題にするどく切り込んで社会をアップデートしていくことを目標に、「カラーズネクスト20(トゥエンティ)」というプロジェクトを発足したことを明らかにした。掲げた目標を確実に達成するため、全ての部署にサステナブルの担当者を配置。発表会当日にはカラーズネクスト20のウェブサイトも公開した他、10月には、その活動の一環として企業秘密の精油レシピをウェブサイト上で公開する予定だ。「東京のモダンクリーンカンパニーとして、近代的な暮らしを維持しながら、かつ持続可能な生き方を実現することを目指していきたい」と橋本社長は展望を語る。
その新たな20周年のスタートを飾るのがアルジェランとザパブリックオーガニックのリニューアル。研究開発部の岡野利彦氏が、「オーガニックコスメの進化やあたらしいことがはじまろうとしている兆しを感じてもらいたい」と話す2ブランド共通のテーマは、「植物のもつ悩みの根本に働きかける力にエビデンスをつけること」だ。
カラーズは、10年以上ナチュラルオーガニックコスメメーカーとして活動してきた経験を生かし、独自の測定に基づいて植物の力を分析、選定し、確かなデータをとるというアプローチを行った。その成果の一つが、今回の新商品となる。
アルジェランからは、有用植物成分に精油の力を加えた渾身のスキンケアシリーズを9月11日に発売。共通成分として、ウンシュウミカン果皮エキス、パッションフルーツ種子油、ダルスエキス、バオバブ種子油、アシタバ葉・茎エキスとい五つの有用植物から得た複合成分「フィトフォースコンプレックス」を配合。また、100%精油を調香し、クラリセージ、ネロリ、フランキンセンスをベースにアイテム毎に異なる“機能する香り”を生みだした。
ラインアップは、シリーズの中心商品となる化粧水「アルジェラン オーガニック認証 高保水化粧水」(180ミリリットル・1500円)の他、「同 モイストバリア乳液」(120ミリリットル・1500円)、「同 保護クリーム」(50グラム・1700円)、「アルジェラン オーガニック 艶肌クレンジングオイル」(150ミリリットル・1200円)、「同 柔肌クレンジングミルク」(150グラム・1100円)、「同 透肌フェイスウォッシュ」(130グラム・1000円)だ。
ヘアケアブランド・ザパブリックオーガニックは、9月14日に「ストレス髪に精油の力」をコンセプトに、2種のヘアケアシリーズを発売する。一つは、2019年に誕生した「スーパーポジティブ」シリーズをリニューアルしたもの。幸せホルモンが平均50%以上も上昇するという精油の香りはそのままに、外的ストレスによるダメージ髪を補修して強化する植物由来成分を新たに配合した。
新発売となるのが、精油の力で免疫力と抗酸化力を高める「スーパーバウンシー」シリーズ。わずか1.5秒で脳に届く精油の香りを利用した、独自の「フィトストレスメンテナンス」理論を採用。イタリア産マンダリン精油とエジプト産ゼラニウム精油をブレンドすることで、免疫力や抗酸化力にアプローチし、しっかりまとまる髪へ導くヘアケアシリーズだ。両シリーズともにシャンプー(本体480ミリリットル・1580円、詰替用400ミリリットル・1180円)、トリートメント(同)をそろえる。