研究員2万3000人が集う巨大施設の役割
左を見ても、右を見ても、見渡す限りLGグループの研究所が並んでいる。韓国の玄関口・金浦空港に近い江西区にある「LGサイエンスパーク」は、韓国財閥LGグループ8社の研究開発部門を集約した施設だ。敷地面積17万平方メートル、延床面積111万平方メートルの巨大な施設では、合計2万3000人の研究員が働いている。そのうち化粧品・日用品を手掛けるLG生活健康の研究員は約900人である。
LGグループ8社の研究開発部門が集約した「LGサイエンスパーク」には、世界中の技術と情報が集まる
LGグループは、化学製品、電子機器、通信機器など多様なカテゴリーを手掛け、グループ各社はいずれもグローバルビジネスを展開。世界中の技術と情報が集まる「LGサイエンスパーク」では各社がそれぞれの研究開発を行うだけでなく、世界中のベンチャー企業、大学等の研究機関、他産業との交流の場としても機能している。毎月1回、8社のCTO(最高技術責任者)が集まり、グループのリソース(資産)を組み合わせた新しい商品・サービスの創出に挑んでいる。
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