世界最大級の事業規模 二つの成功要因
2022年12月期のグループ売上高は約2500億円（約2兆2652億ウォン）。韓国発のCOSMAX（コスマックス）は、世界1位の化粧品ODM（Original Development Manufacturing）会社である。売上高研究開発費比率は約5%で、日本の化粧品メーカーよりはるかに高い。リサーチング＆イノベーション（R＆I）部門の拠点は、韓国ソウル郊外のベンチャー企業が集うエリアにある本社内と世界4カ所にあり、研究員数は850人超。国・地域で異なるトレンドとニーズを捉え、年間約5000品目以上の新商品を開発している。
研究員のモチベーションを高く維持できる組織体制はコスマックスの強みだ
この生活者起点のイノベーション力を頼りに、世界中のラグジュアリーブランド、マスブランド、D2Cブランドがコスマックスと取引している。そして日本では敷地面積1.6万平方メートル超の工場（茨城県）を建設計画中で、25年の稼働予定。その後は研究拠点を設ける計画もあり、日本の化粧品業界に新しい風が吹くのは間違いない。
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