日本石鹸洗剤工業会(JSDA)は2023年5月19日、第32代会長に日油の宮道建臣社長が就任したことを明らかにした。同時に22年度の活動方針について、①サステナビリティ(人と地球環境の安全、循環型社会形成に貢献する)②コミュニケーション(広報・啓発活動を強化・充実する)③パートナーシップ(行政機関、国内団体、および海外の関連団体との協力関係を発展させ、諸課題に対応する)④イノベーション(公正な自由競争を基本とし、活力と創造性に富んだ業界活動により、イノベーションを支援する)の4点を挙げた。
宮道会長は就任日に会見を開き、「最重要課題は、サーキュラーエコノミー(循環型経済)の実現に不可欠なCO2排出量削減への対応がある。1990年代から注力する容器包装プラスチック使用量の削減については、3Rにリニューアブル(再生可能)を加えた4Rを推進している。また、国際的に重要性が増している化学物質管理に関して、当工業会が98年から毎年実施している界面活性剤の環境モニタリングは、世界でも類を見ない自主的な研究活動であり、今後も継続していきたい。業界分野や地域を超えた連携を強化し、循環型経済やSDGsの目標達成に貢献したい」と、サステナビリティの取り組みの強化を語った。
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