アルティミューンの伸びがけん引しSHISEIDOは好調に推移
資生堂グループを代表するグローバルプレステージブランド「SHISEIDO」の勢いが止まらない。2022年の第3クオーター（1〜9月）までの実績は対前年比8%増。特に百貨店が9%、専門店が12%とそれぞれ高い伸びを見せ、リアル店舗での伸長が際立った。けん引したのがブランドを象徴する美容液「アルティミューン」の伸び。22年1月1日に発売したモイスチャライザーの「エッセンシャルイネルジャ」との併用を促すことで、SHISEIDO独自の美容法“美のめぐり3ステップ”の訴求が進んだ。「美のめぐり」とは、SHISEIDOが考える美しい肌に欠かせない3大要素「透明感あふれる輝き」「ハリ・弾力」「なめらかさ」がそろった状態のこと。「美のめぐり」が良い、透明感あふれるつややかな肌に導く2品の併用を促進した結果、アルティミューンは8%増と高い伸びで推移している。
化粧水（オイデルミン・左）、美容液（アルティミューン・中央）、モイスチャライザー（エッセンシャルイネルジャ・右）の3品で“新・美のめぐり3ステップ”を訴求
「エッセンシャルイネルジャはアルティミューンに次いで、一人ひとりの美しさが解き放たれ、絶え間なく更新され続けることを目指す『The Lifeblood™』の考えのもとに開発されたアイテムです。アルティミューンと同じく、本質的な美の力を活性化させるようなコミュニケーションを、店頭での『美のめぐり3ステップ』の紹介を通して行ってきました。エッセンシャルイネルジャを発売したことで、単品使用から併用へと提案の幅が広がり、よりアルティミューンの訴求が強められたと思います」（資生堂ジャパングローバルブランドマーケティング部SHISEIDOグループ松村美穂ブランドマネージャー）
資生堂ジャパングローバルブランドマーケティング部SHISEIDOグループ松村美穂ブランドマネージャー
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