クリスマス前の大商戦としてアメリカで始まった「ブラックフライデー」。感謝祭(サンクスギビングデー)の翌金曜日に実施される大セールの日だが、2015年ぐらいからオランダの小売店にも広がり始めた。

今年は11月25日がその日に当たり、盛況だった。エネルギー価格の高騰により、オランダの物価上昇率が9~10月に17%(EU基準)前後に達したことも、消費者をセールに向かわせる要因となったようだ。

オランダの決済システム関連のプラットフォームである「オランダ決済協会」によると、この日のオンライン売上高は、通常の金曜日に比べて70%増を記録。実店舗での売上高も15%増加したという。決済サービスプロバイダー「クラルナ(Klarna)」の統計では、ブラックフライデーが年間を通じていちばん買物の多い日との結果も出ており、オランダでもこの日は「ショッピングの日」として定着した感がある。

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