販売低迷が続く化粧品・日用品業界
中国国家統計局の発表によると、2022年1~10月の全国消費財小売総額は前年同期比0.6%増の36兆575億元で、10月の消費財小売総額は前年同期比0.5%減の4兆271億元だったという。21年1~10月に比べると、中国の消費財売上伸び率は低下傾向が顕著で、3~5月に続き、10月もマイナス成長に陥った。
1~10月の全国化粧品小売額は前年同期比2.8%減の3084億元となった。そのうち、10月の化粧品小売額は309億元で、前年同期比3.7%減少し、同期の消費財売上伸び率より3.2ポイント低かった。実際、昨年1~2月の化粧品売上伸び率は7%となったが、3月から一転し、3カ月連続でマイナス成長に陥った。6月は1~2月の水準を上回る回復を見せたが、7月には1%未満に急減。そして8月以降は再びマイナス成長に転じており、8月、9月、10月は前年比それぞれ6.4%減、3.1%減、3.7%減となり、3カ月連続で縮小している(図1)。
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