I-neが展開するボタニカルライフスタイルブランド「BOTANIST(ボタニスト)」 は、インターブランドジャパンが主催する「Japan Branding Awards 2022」にて、優れたブランディング活動を実行している組織に贈られる「Winners」を受賞した。
「Japan Branding Awards」はブランド戦略を展開する企業・団体のさらなる成長の支援を目的に、優れたブランディングを実行している企業・団体における事業・サービス・製品を評価し、その活動内容を広く紹介し、共有する機会の提供を目的としたアワード。同アワードでは、ブランディングを成功に導くために必要だと考えられる四つのプロセス(「ブランドの定義・コンセプトの立案」「表現の指針・トーン&マナーの開発」「各タッチポイントでの戦略立案」「各タッチポイントでの体験提供」)と「活動の成果」を中心に、評価視点・評価ポイントに沿った分析・評価が行われた。
今回の受賞は2015年のブランドローンチよりBOTANISTが推進する「植物と共に生きる」ボタニカルライスタイルブランドとしての強固なブランドイメージの確立とサスティナブルな事業成長を目指した取り組みの活動を対象としたもので、評価理由は以下の通り。
「同活動は、ブランド価値やイメージを高めるという目的に留まらず、BOTANISTの本質的な志である、植物と共に生きていける未来に貢献していきたいという情熱が会社全体として浸透し、ブランドを体現するアクションにつなげている。また、社会課題であるサスティナビリティを本当の意味で興味喚起することは容易ではない中、プロダクトブランドの領域での具体的なブランド体験を通じて、人や社会の意識を変えようとする取り組みは高く評価できる。強大かつ競争が激しいヘアケア市場において、プレミアムマスという新しいカテゴリーを創り出したという意味でBOTANISTの本活動は大きなインパクトをもたらしており評価できる」
2021年のリニューアルを機に、BOTANISTはサスティナブルなブランドとしてのイメージ向上や生活者のサスティナビリティ意識への興味喚起を目指し『一歩踏み出す、自然と変わる。』をブランドメッセージとして設定。ティザー、ローンチ、情報拡散の3段階において顧客体験価値を提供した。
一つは、新興ヘアケアブランドに先駆けパッケージにバイオマス容器を採用、二つ目は2021年より、森林保全団体と協働でBOTANIST製品のキー成分の一つである白樺の木を植林し、多様性のある森を取り戻す「BOTANISTの森」をスタートさせた。ブランドチーム全員で植林することで、ブランドとして会社のインフルエンス的存在の役割を果たすべく取り組んでいる。
2022年春には、BOTANISTのミッションに基づいたメッセージ『植物はイメージじゃない、機能する。』を掲げ、ボタニカルライフスタイルがなぜいいのかをさらに掘り下げ、身近にある植物にはいろいろな機能があることを体現する「植物発電」の体験型イベントを実施。植物の機能性を知って実感してもらい、植物と共に生活していくことの重要性を伝える取り組みを推進した。