コーセーは、グループの男性社員を対象にしたメイクセミナーを2022年8月31日に本社内で開催した。同社は「VISION 2026」の中で、グローバル（Global）・ジェネレーション（Generation）・ジェンダー（Gender）のそれぞれの頭文字をとった“三つのG”を、これからの「お客さまづくり」の拡大領域と位置付ける。性別や年齢に捉われず、より幅広い人々をお客と捉え、一人でも多くのお客に寄り添いながら顧客の創造に取り組んでいる。このうちの「ジェンダー」については、すでに性別に関わらず使える商品の開発や店頭での提案を行ってきたが、近年増加する男性メイクのニーズに応えるため、その特有のテクニックなどを社内外に向け改めて発信。この秋より店頭からも紹介できるようビューティコンサルタントの教育でも取り上げていく予定だ。
「お客さまづくり」の概念を変えるために、社員の意識に刺激を与える
その一環として、社員に向けてセミナーを実施し、特にメンズメイクでポイントとなるベースメイクや眉メイク、リップメイクの、基本となる塗布の仕方やテクニックを取り上げた。セミナーには、コーセーグループに所属する20代から60代までの男性社員12名が参加。そのうちの一人、堀田昌宏取締役（商品開発部長）は次のように説明する。
堀田昌宏取締役（商品開発部長）
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