コーセーは10月3日、世界トップレベルの医学研究で知られるグラッドストーン研究所(米国カリフォルニア州サンフランシスコ)の上席研究員・山中伸弥博士(京都大学iPS細胞研究所(CiRA)名誉所長兼教授)が主宰する山中研究室へ研究員1人を派遣し、「若返り研究」をともに推進していくことで合意したと発表した。

世界トップレベルの研究室に研究員を派遣することで、最先端の研究アプローチを習得し、コーセー研究所の基礎研究力の向上につなげる狙いだ。

これまでも同社はiPS細胞や、世界的にも稀な同一人物由来の加齢モデル細胞を用いた老化研究を行ってきたが、今回の「若返り研究」の知見を取り入れることで、業界に先駆けた新たな化粧品やサービスの開発を進めていく。

グラッドストーン研究所の山中伸弥研究室とコーセーが、同一人物由来の加齢モデル細胞などを用いた研究を推進することにより、これまで解明されていなかった加齢変化の仕組みを発見・解析できることが期待される。加齢の新たなメカニズムを解き明かすことで、老化に関する知見を蓄積し、よりお客のニーズに応える化粧品やサービスの開発に応用していく。