ユニ・チャームは、ペットケア用品の生産子会社であるペパーレットの既存工場を集約し、静岡県島田市牛尾地区内堤間地区工業用地に新工場を建設すると発表した。完成予定は2023年8月で、総面積は約3万7000平方メートル。

新工場完成イメージ

1975年創業のペパーレットは、世界で初めてネコ用の紙砂を商品化させて、2021年で46年を迎えた。同社は、静岡県内に4カ所の工場・倉庫を有し、ユニ・チャームのデオサンドブランドをはじめとして、国内市場で販売される紙砂のうち、約5割の供給を担っている(ユニ・チャーム調べ)。

ユニ・チャームによると、近年のネコを中心としたペット市場の拡大傾向は、新型コロナウイルスの影響で在宅時間が長くなったことから一層加速し、特に都市部の若年層を中心に飼育率が高まっているという。

今回、静岡県藤枝地域周辺に点在している拠点を集約し、生産・物流効率の向上を図るとともに、国内外のユニ・チャームグループの生産拠点から排出される工程ロス等の再利用を促進することで、社会および地球の健康を守り・支える活動への貢献を目指す。