多様な色を楽しむ女性が増えている

可愛い――。この言葉は多様な意味を持ち、女性の気持ちを大らかに表現している。伊勢半のメイクブランド「kiss(キス)」が2020年にブランドタグラインを「可愛いより、キレイがほしい。」に変えたのは、可愛いの意味が一段と多様化したからだ。それを後押ししたのは、コロナ禍のメイクニーズの変化。外出や人との接触が制限されるなか、キスは、おしゃれを楽しみたい気持ちも変わり始めた流れを敏感にキャッチしている。

それを示すのが、8月2日に発売した「キス ラスティング カールマスカラ」(全3色・4.5グラム・1430円)への大きな反響だ。従来品よりもレコメンドは2倍以上で、瞬く間にブランド内でトップの売り上げになっている。特に支持を集めたカラーは、あか抜けくすみ紫の「ASH VIOLET(アッシュヴァイオレット)」である。透け感のある紫色がまつ毛になじみ、絶妙なニュアンスをプラス。さらに隠しパールが魅惑的な瞳を演出するのが特徴である。

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