「台湾独立は認めない」という発言が大物官僚から出ている。それも中国からではない。アメリカバイデン政権国家安全保障会議(NSC)のアジア政策担当であるカート・キャンベル・インド太平洋調整官が7月6日、ワシントンのシンクタンクでの講演で語った。これで10月に実現するとされている、米中首脳会談で台湾問題は主要議題ではなくなった。

防衛白書でも、台湾問題を大きく取り上げ、「台湾海峡の平和と安定の重要性」を訴え続けてきた日本政府としては、はしごをはずされた思いだろう。

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