コーセーは、アーティスティックスイミング日本代表「マーメイドジャパン」の選手へのメイク講習会を6月7日に開催した。メイクアップアーティストの石井勲氏が、選手9人に向けて、衣装や楽曲に合わせ開発した演技を彩るメイクアップを披露し、選手自身の手で仕上げられるように指導を行った。

コーセーは、2006年4月に日本水泳連盟のアーティスティックスイミング日本代表「マーメイドジャパン」のオフィシャルスポンサー契約を締結して以来、定期的にメイク講習会を開催し、演目に相応しいメイク表現や、水中の激しい演技でも崩れることのないメイクテクニックを指導することで、選手が安心して演技に集中できるようサポートをしている。

アーティスティックスイミングは、選手の“シンクロした”美しい演技で競われることから、その衣装や楽曲に合わせた世界観をメイクでも表現できるよう、スキンケアのアドバイスから、メイクデザイン考案、選手自身で大会用のメイクができるようにするための指導までを、一貫して担当している。

メイクアップには、発色がよく耐久性に優れたコーセーのメイクアップブランド『ファシオ』をはじめ、『マキエクスペール』など、汗や水に強いウォータープルーフの技術を採用した、市販の商品のみを使用。専用の化粧品を使わずとも、塗布の仕方や組み合わせ方を工夫することで、水中で激しく動いても落ちないメイクに仕上げることが可能だという。目元には、豊富なカラー展開の『ヴィセ』や『アディクション』のアイシャドウを組み合わせ、華やかに仕上げた。

講習会では、石井氏のレクチャーを受け、選手自身の手でメイクを施した後、選手が一列に並び、審査員席からの距離を想定した位置から全員が同じような顔立ちに見えるかどうかを、井村ヘッドコーチと石井氏で確認。出来上がったメイクと、実際の水着の色とのバランスや見え方と照らし合わせながら、選手の個々の顔立ちや肌の色に応じて、眉の形・アイラインの太さや長さを個別に調整し、細かい色味やニュアンスを改良した。

今回は、チームテクニカルルーティンのテーマ「空手」、チーム フリールーティンのテーマ「祭り」、デュエット テクニカルルーティンのテーマ「くのいち」、デュエット フリールーティンのテーマ「ロボット」のメイクアップ指導を行った。

「空手」では、「ヴィセ アヴァン リップ&アイカラーペンシル」の001(白)と009(赤)と、「ファシオ リキッド アイライナー」を使用し、“空手”の世界観を表現した勢いのある力強い目元を演出。白・赤・黒の3色のラインのコントラストを井村ヘッドコーチと細かく調整した。

コーセーは、化粧品を通じて美を提供する企業として、スポーツシーンにおける健康的な美しさや、“美”を競う競技に着目し、スポーツをするときでも美しくありたいと願う人々をさまざまな面から応援するとともに、芸術性の高いスポーツを中心に、その振興の支援に取り組んでいる。今後も世界を舞台に輝く選手をより積極的にサポートし、スポーツの発展を支援していく考えだ。