コーセーは、メイクアップブランド「ファシオ」の全面リブランディングを実施する。2000年のブランド誕生以来、高い支持を得ている“落ちにくい”“ロングラスティング”等の「高機能コスメ」としての価値を踏襲しながら、自然になじみ負担感のないやさしいつけ心地で、「わたしらしさ」をかなえるメイクアップブランドとして生まれ変わり、ラインナップとしてポイントメイク・ベースメイクアイテム計23品目61品種(605~1760円)をそろえる。4 月16 日にEC限定で先行発売し、5 月16 日から全国のドラッグストア等で店頭発売を開始する予定だ。

新しいブランドコンセプトは、「なじむ、らしさ、つづく。」。新たに5種のオーガニック植物抽出成分の配合や、クレンジングのしやすさにもこだわるなど、使い心地の良さを追求した。無理や過剰なことはせず、一人一人の肌やまつ毛に、自然に“なじむ”ため、ストレスフリーな「わたしらしい美しさ」がつづく。なお、今回のリブランディングにあたって、コーセーは、20代社員を中心とした社内横断のプロジェクトチームを結成。ターゲットと同世代の社員がメインとなってプロジェクトを進めることで、より現代のニーズや価値観に合致したブランド開発を目指した。

リブランディング後の、中心商品となる「パーマネントカール マスカラ F(ロング)」(全2色・各7グラム・1320円)は、しなやかなカールと自然なロング効果を実現し、涙・皮脂・こすれに強く、美しいまつ毛を一日持続しながらも、つけていることを忘れるほど軽い使用感が特長のマスカラ。負担感がなく、お湯で簡単に落とすことができる。

パーマネントカール マスカラ F(ロング)

1本で頬、目元、唇にさっと色をまとえるマルチスティック「ファシオ マルチフェイス スティック」(全10色・各4グラム・990円)

また、リブランディングに際し、「ファシオ」は、さまざまなアンケートやインタビューを通じて、ブランドターゲットである20 代のインサイトも探った。その中で特に注目したのが、「自分の気持ち」を大切にしたいという価値観だ。例えば、「メイクアップ化粧品の選択基準」に関する調査では、29 歳以下の回答をみると、「流行を取り入れたい」(32.4%)よりも「自分らしさを取り入れたい」(67.6%)、「周りから評価されたい」(36.5%)よりも「自分が満足したい」(63.5%)と答える人の割合がそれぞれ上回る結果となった。メイクにおいても、「自分らしさ」や「自分にとっての心地よさ」を求めるユーザーが多いことが分かる。

このような背景をふまえ「ファシオ」は、「わたしらしさ」を大切にするユーザーに寄り添えるブランドを目指し、リブランディングを実施。外見だけでなく、内面も健康でいたい、等身大でいることを大事にする20代前半のお客をコアターゲットとして、ヘルシーでチャーミングな、ありのままの美しさを応援するブランドへと進化する。

パッケージのニュアンスカラーは、少しくすんだ色あいにすることで、リラックス感のある、「わたしらしさ」に寄り添うやさしい雰囲気を演出。また店頭は、ドレッサーのような大きな鏡で、まるで自分の部屋にいるように、くつろぎながら商品を選べる空間になっている。

店頭での展開イメージ