●日用品業界

(P&G、ユニリーバ、大王製紙)

P&Gは、国際女性デーに先立ち、新TVCM「#平等は実現できる」を3月5日に公式YouTubeチャンネルで先行公開、3月15日から全国で放映する。

同社は、すべての人に平等な機会が与えられ、インクルーシブな職場と世界を実現することを目指し、経営戦略として掲げている。今回のTVCMはその思いの下、一人一人平等な未来へ歩むことを選べば、平等を実現する新たなチャンスが生まれるというメッセージが込められている。平等に思いやり、平等に雇用し、平等に対価が支払われ、平等が手本となり、平等に行動し、そして平等を選ぶ。動画内では、そんな平等な未来へ向けた思いが、年齢や性別、国籍の異なるさまざまな人々の暮らしとともに語られている。

また、P&G社内では国際女性デーに合わせて、全従業員を対象としたイベント「E&I(Equality&Inclusion)ウィーク」を開催。同イベントは、有識者の講演やヒューマンライブラリーを通じて、ジェンダーやLGBTQ+、障がいなど互いの違いへの理解を促進し、それぞれに異なる多様な社員が、あらゆる違いと自分らしさを大切にしながら活躍できる組織・職場づくりを目指すというもの。

ユニリーバは、HAPPY WOMANが開催した「国際女性デーセミナー」、TOKYO FMにて展開する「国際女性デー HAPPY WOMAN RADIO」に、ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティングの河田瑶子マーケティング – ホーム&パーソナルケアブランドマネージャーが参加した。

大王製紙は、ザンビア共和国の少女を支援する活動「ハートサポート2021」を2月1日から実施した。Twitterでハッシュタグ「#ハートサポート」をつけて同プロジェクトに対する感想、またはザンビアへのメッセージを投稿すると、1件の投稿につき布ナプキン1枚の作製費がザンビアの少女たちに支援される取り組みだ。

同プロジェクトは、開始からわずか2週間で上限目標としていた3000ツイートを達成し、3000枚分の布ナプキンの作製支援が決定。現地での支援活動は、特定非営利活動法人AMDA社会機構と協働で、4月に開始する。

ザンビアの少女たちの多くは生理用ナプキンを買うことができず、古着や新聞紙などの不衛生なもので代用するため、劣悪な生活環境下で感染症などのさまざまな問題が発生している。こうした現地の少女の生理に関する悩みを分かりやすく知ってもらうために、同プロジェクトではマンガをSNSとホームページに掲載。マンガを読んで「日本とは異なる環境で、生理期間を過ごす女の子たちがいることを初めて知った」などといったコメントが多数寄せられた。