小誌2021年3月号において、セレクトショップを展開するヌーヴ・エイが資本の減資を行うことを伝えたが、取引先の懸念は未だぬぐえていない。

現在の資本金4億9000万円から1億円に減額。これにより外形標準課税の対象から外れ、5000万円程度の税削減効果が見込める。こうした節税効果のほか、減資には累積赤字を補填する目的もある。これが今回のヌーヴ・エイ減資に対する憶測を呼んでいると考えられる。親会社のパルコがデベロッパーの閉業などにより、宇都宮パルコを19年5月に、熊本パルコを20年2月に相次いで閉店していること、同年5月にローズマリー日比谷シャンテ店も撤退していることも懸念に拍車をかけているようだ。

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