昨年暮れ、12月30日、中国と欧州連合(EU)の間で投資協定が結ばれた。日本の新聞は、31日か元旦号で報道した。しかしそれほど大きくは取り上げていない。4面か5面の国際ニュース欄で報じている。私は、1面で取り上げてもいいのではないかと思った。というのも、米中対立はこれからも続くが、それに大きな影響を与えると思われるからだ。

中国にとっては、米中対立が第2段階に入ったとの情勢判断だ。これは、毛沢東が日中戦争のときに唱えた持久戦論によっている。中国の政治評論家・鄧聿文氏はドイツのメディアに「中米対抗の持久戦、2021年から第2段階」を寄稿している。鄧氏は、今は米国在住で、中国の銀行口座をすべて止められている人だ。しかしながらいつも的確な分析をしている。

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